Sparklry

「きらめき」をデザインするインタラクティブ・ジュエリー

 

概要

近年,服飾品にLEDを組み込むことで新しい表現を行う/日常の行動 を支援する研究開発が行われていますが,既存の服飾品の魅力を直接増 強するアプローチはあまり行われてきませんでした.一方で,情報技術とは異なる領域に目を向けると,たとえば宝石を美しく輝かせるための カット/研磨技法が古くから研究されてきました.
本研究では,石型のジュエリーパーツに焦点を当て,LED を用いてきらめきを拡張するシステムを提案します.具体的には,(1) 既存のジュエリーパーツ,(2) 遮光紙に施す微細なスリット,(3) LED アレイを組み合わせることによって,光の量や形を制御し微細なきらめきを生成することを目指します.

      図1:コンセプト(プロトタイプ構造)

 

プロトタイプ・効果例

現状のプロトタイプでは,ジュエリーパーツはスワロフスキーエレメント,スリットは市販の銀紙にカッティングマシンを用いて0.1~0.2mm 程度の微小な線型スリットを10~20 個程度施したものを使用しています.LED アレイは,表面実装型LEDを3×3 個配置する自作基板を作成し,Arduino互換の自作制御基板を介して明るさや明滅パターンを制御しています.
スリットを用いずにLEDのみを点灯した場合は石全体が発光するのに対し(図2左端),スリットを使用た上でLEDアレイを制御すると,LED からの光がスリット を介して微小な複数の光線になり,ジュエリーパーツ上で反射することによって,繊細なきらめきとなります(図2右).



図2:プロトタイプを用いた効果例.

 

デモビデオ

関連発表

  • Maho Oki and Koji Tsukada, Sparklry: Designing “Sparkle” of Interactive Jewelry, In Proceedings of the Eleventh International Conference on Tangible, Embedded, and Embodied Interaction (TEI ’17), pp.647-651. (Mar, 2017) [PDF]
  • 沖 真帆,塚田 浩二: Sparklry: きらめきをデザインするインタラクティブ・ジュエリー,情報処理学会 インタラクション2015論文集,インタラクティブ発表(プレミアム発表),pp.315-318 (Mar, 2015) [PDF]
  • 沖 真帆,塚田 浩二,「きらめき」をデザインするインタラクティブ・アクセサリ,エンタテインメントコンピューティング2013 (EC2013), 一般公開デモ発表(5P-11), p232_K1-11, (Oct,2013)[PDF]